次に“地中送電”は“架空送電”と異なり、景観を損ねることがありませんし、雷の影響が少ないのですが、地中を掘り、管路等を整備してから電力ケーブルを敷設する必要があるため、工期や経費が大きく、また、メンテナンスにおける手間がかかる不利点があります。さらに、少し専門的な話になるのですが、仕事をしない電気の量(これを「進み無効電力」といいます。)が大きくなるため、同じ条件における架空送電と比べ送電できる電気の量(これを「有効電力」といいます。)が少なくなります。
次回は変電所の仕組みや役割についてお話します。乞うご期待!!(終わり)