暮らしに役立つ電気のまめ知識

2017/10/26
〔第11回〕電気はどうやって送電されてくるのか? (その3)

 前回は「電気を送電する場合は、なぜ電圧を高くして送電するのか」についてお話しさせて頂きました。その理由は、送電における電力損失を努めて小さくするためでした。今回は『送電線』についてお話させていただきます。

〔送電線について〕

一般に電気を送ることを送電といいます。送電には大きく二つの方式があります。空中に送電線を張り電気を送る架空送電方式、地中に電力ケーブルを埋設することにより、また、管路や暗渠(あんきょ)に電力ケーブルを通すことにより電気を送る地中送電方式です。

 次に“地中送電”は“架空送電”と異なり、景観を損ねることがありませんし、雷の影響が少ないのですが、地中を掘り、管路等を整備してから電力ケーブルを敷設する必要があるため、工期や経費が大きく、また、メンテナンスにおける手間がかかる不利点があります。さらに、少し専門的な話になるのですが、仕事をしない電気の量(これを「進み無効電力」といいます。)が大きくなるため、同じ条件における架空送電と比べ送電できる電気の量(これを「有効電力」といいます。)が少なくなります。

  次回は変電所の仕組みや役割についてお話します。乞うご期待!!(終わり)

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